今年も年末調整の時期となりました
早いもので11月も後半になり、2024年の締め括りの時期に入ってきました。
この時期になると、会社員の方は勤務先から年末調整に関する連絡が入ってくる頃かと思います。
これまでの年末調整はA4の用紙が各人に配布され、毎年そこに扶養者や支払った保険料などを記入し、
総務部へ提出するという流れだったかと思います。
しかし近年は、年末調整においても業務効率やペーパーレスの流れを受け、
DX化がどんどん進んできています。
国税庁からも年調ソフトが無償で提供されるようになり、
大手だけでなく中小企業においても年末調整のデジタル化への関心が高まっています。
システムへの入力をしていくことで、記入漏れを防ぐことができたり、
毎年同じことを記入することの手間を省けたり、
控除を受けることができる項目を即座に把握できたりと非常に便利になっています。
年末調整の時期になると、還付金がちょっとした楽しみだという方も少なくないかと思います。
しかし、保険料の支払いや住宅ローン控除の期間が終わってしまうと、
還付額が思ったよりも戻ってこなかったなと感じることもあります。
そうした方には老後資金の準備を行いながら、年末調整の控除にも使えるiDeCoがお勧めです。
掛け金が全額所得控除に使えるため、毎年の年末調整で控除できる項目が何もないな~と
感じていらっしゃる方には嬉しい制度となっています。
また、所得税だけのメリットではなく、運用益についても非課税という点も魅力になっています。
NISAが制度改正されたことで、新NISAに注目が集まりがちですが、
iDeCoも多くのメリットがありますので、ご自身の状況に合わせて活用を検討してみましょう。