保険金受取人のご確認を!
日本人の8割が加入しているとも言われる生命保険ですが、
誰しも契約する際にはあれこれと悩み、
その時にベストだと思う商品を選択し加入されているはずです。
しかし、加入から数年・数十年と年月が経過してくると、
ご自身や家族の環境も変化していることがほとんどですが、
加入時からそのままになっていることは非常に多いです。
現状把握のためにも1年に一度は
保険のことを考える時間を持てることが望ましいです。
また、そのときに保険内容の確認だけではなく、
万が一の際の受取人を誰に設定していたかも是非ご確認下さい。
生命保険においては、保険金受取人を個別に指定することが出来ます。
保険金は受取人固有の財産となるため、
個別設定がしてあると保険金請求もスムーズに進み、
着金まで手間なく完了できます。
一方で、保険金受取人を“法定相続人”としているケースもあります。
この場合、法定相続人が誰になるのかを
戸籍を辿り特定させていく必要があります。
法定相続人の中には長年連絡を取っていない方や
関係性が好ましくない方も含まれているという事もあります。
そうすると、着金までに相当な時間を要してしまい、
本来はスピーディに受け取れるという
保険金のメリットを享受できなくなってしまいます。
個別で保険金受取人を設定していた場合であっても、
その方が既に亡くなっており、
受取人変更をしていなかったケースの場合にも
“法定相続人”となってしまうことがあるため注意が必要です。
何かしらの事情があり、
法定相続人とあえて設定しているときは良いですが、
特段の理由がなければ受取人を個別指定しておくことがベターです。
契約内容や受取人など現状を再確認するためにも、
保険について考える時間は定期的に確保しておくようにしましょう。