コラム

Column

令和の米騒動!!

昨年の8月頃からスーパーなどでコメが買えないという状況が首都圏を中心に発生していました。
当初は新米が出始めれば、こうした状況は落ち着くと言われていましたが、
コメが手に入らないという状態は解消されたものの、価格の高騰は止まらず
月を追うごとに上昇し続け、今なお高止まりの傾向となっています。

直近では政府による備蓄米放出という事態にまで発展し、
令和のコメ騒動と呼ばれるまでになりました。

この問題が起こった背景は色々な要因が絡まっての発生だったようですが、
代表的な例として以下があるようでした。

1.食料品値上げの影響
食料品の値上げが相次ぎ、その中でも特に小麦の値上げにより、パンや麺類の価格が上昇。
これにより今までよりもコメに対する割安感を感じる人が増え、
コメの需要増加に繋がったという要因。

2.コメの市場縮小
1人が1年に食べるコメの消費量が年々減少し、
これに加えて人口減少も相まって全体のコメの消費量が減ってきているため、市場が小さくなってきているところに、
1であったような急激な需要の増加でコメ不足が起こりやすい状況になっていた。

3.異常気象による影響
記録的な猛暑や豪雨など、農作物を作る環境において昨今の異常気象が要因となり、
収穫量が大幅に減少してしまい、供給できるコメの量が少なくなってしまった。

大きなニュースにもなっているコメの価格ですが、今まで起こらなかったことが発生したことで、
パニックにも似た現象となり騒動に発展したことを考えると、
“想定外”をいかに少なくしておくのかがポイントのようにも感じました。

今の世の中、まさかこんなことが・・・という事態はいくらでも発生します。
●年に一度というフレーズも毎年耳にしているように、
これまでは考えなくてもよかったような、【もしも】を予め想定しておくこと。
これが大切な時代になっているように感じます。

事態が発生したときには、落ち着き的確に行動ができる危機管理能力が必要となります。
一方で、事前にいろいろと想定し、自分たちにできる対策を予め講じ予防しておくリスク管理能力というのも必要になってくることを
今回のコメ騒動を見ながら感じました。

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