コラム

Column

ヘルスリテラシーを高めていこう

先日、がんについての講演を聞く機会がありました。
講師はがん業界では非常に有名な医学者である中川恵一氏。

がんの知識については、日本はまだまだ乏しいのが現状のようで、
ようやく小学校でも令和2年度からがん教育が行われるようになった程度。
大半の日本人は正しい知識を持たないままに日常生活を送っているとのことでした。

“日本人男性の3人に2人。女性でも2人に1人ががんである”と言われるように
身近な病ではありますが、私自身も詳しく学べていないことを今回の時間で痛感しました。

〇〇リテラシーという言葉を耳にする機会も多いかと思いますが、
ヘルスリテラシ―という言葉も巷では登場しており、健康や医療に関する情報を正しく理解し、
活用する能力が高齢化社会の日本においては重要になってきています。

知っていれば防げる病というのも多く存在しています。
しかし、病気になったら医者へ行けばいいという考えもあり、
未然に防ぐことに対する努力が著しく低い国でもあるようです。

“僅かな知識で運命が変わる”というフレーズが非常に印象に残っており、
知っているか知らないかで、自分自身だけではなく周りの大切な人を守れるか
どうかもかわってきます。

ここで少しだけ、得た情報をご紹介!!

がんは大きくなると分裂を繰り返し、1cm程の大きさになるまではがんを見つけることが難しいようです。
がんの種類にもよると思いますが、1cmになるまでに10年以上の月日がかかり、
早期がんと呼ばれるのは、1cm~2cm程度の大きさ。
この程度の大きさでは体に不調が出たり、何かしらの症状が出ることは少ないため
自覚せずに何年も生活している人が大半のようです。

そこで、大切になってくるのが【がん検診】
毎年案内は来ているが、受けなきゃなと思いつつそのまんま・・・という方も
少なくないはずです。

健診を受けたからといって100%がんが見つけられ早期発見ができるとは限りません。
しかし、受けていなければ早期発見することは不可能です。
がんは自覚症状が出にくい病でもあり、症状が出たときには末期ということもあります。

自分はタバコも吸わないし、がん家系でもないからがんとは無関係とは考えず、
健診だけでも毎年受診しておく。この第1歩は大きいことを感じました。

早期発見がもしできれば、完治とまではいかなくても
がんと付き合いながら日常生活を以前とさほど変化なく送れる可能性も出てきます。

不治の病のイメージがどうしても強いがんですが、
早めに見つける仕組みを活用すること。
食生活を少しだけ改善してみること。を取り入れていこうと思います。
そして、ヘルスリテラシーを高めていくための努力もしていきたいですね。

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