フレイルって言葉、知ってますか??

先日、年に一度の健康診断を受診してきました。
日々の生活に追われてしまうと、自分の健康は後回しになってしまいがちですが
年に一度のこのタイミングで私自身は健康について向き合う時間としています。
この一年は以下のことに気を付けて過ごしてみました。
・食事はなるべく時間をかけてゆっくり食べること。
・快適な睡眠を維持するために、就寝前にはスマホを極力見ないこと。
この成果があったかどうかは定かではありませんが、
今年の検査結果も異常はなしとのことで一安心。
今回、検診の合間時間にふと待合室の机を見ると“フレイル”という言葉の冊子が
他のチラシに紛れて置かれていました。
初めて耳にするフレイルという言葉に興味を持ち、
中を開いてみるとフレイルについての解説がされていました。
フレイルとは、まだまだ介護の必要はないけれど、なんとなく体調が優れない。
足腰や口周りに不安がある。人付き合いが億劫になってきている。
という年齢とともに生じる心身の衰えのことを指すようです。
さらに、フレイルも大まかには以下の4つに分類されます。
身体的フレイル・オーラルフレイル・心理的認知的フレイル・社会的フレイル
年齢と共に体を動かす機会が少なくなってしまうことで、外出の機会が減少。
それにより、人との交流(社会との交わり)がなくなってしまう。
よって、一人でいる時間が増えることで精神的にも無気力な状態が続いてしまう。
というように幾つものフレイルが複数絡み合ってどんどん悪化していくことが
多いようです。
年だからとしょうがないよね。と安易に考え、身体や心の小さな異変を軽視してしまうと
フレイルの渦にどんどん巻き込まれて行ってしまい
抜け出せなくなってしまう危険性を感じました。
出来なくなってきたことを年齢のせいだけにはせず、
早めに向き合うことで、フレイルから脱出できる可能性は高まります。
何気なく目にしたフレイルという言葉でしたが、なかなか恐ろしい言葉でもあり
私自身も気を付けていきたいと感じました。
今年は、フレイルに陥っていないかを念頭におきつつ
来年の健康診断に備えていこうと思います。
皆さんもフレイルの渦に巻き込まれないよう、自分自身と向き合う時間を
とってみましょう!
(Writer AFP 山口泰道)