住宅購入を考えている方にぜひ考えてほしい~住宅購入時の最初のプロセス~
お盆休みに『住宅購入の思考法』という本(江口亮介著)を読んでみました。
この本では住宅購入をしようとする
30代の夫婦の物語になっており読みやすいです。
住宅購入プロセスの思考が学べ、落とし穴などが感じられる内容です。
日本では住宅購入は、ほとんどの方が一生に一度。
生涯で一番高い買い物です。
経験値が少ない分、
住宅購入の思考をしっかり確立しないと失敗するなと感じます。
特に住宅購入におけるまず第一歩の最初の2つのプロセスは
特に重要だと思います。
① 住宅購入の目的と我が家のお金の把握をする
・『なぜ家が欲しいのか』を考える。
・住宅購入を叶えるために必要な条件を言語化する
・住宅購入の予算金額や収入、出費を棚卸する。
・支払可能な月額住居費の幅を把握する
やはり購入目的(動機)と現状把握からはいっています。
私も、何をするにもやはり『動機』が大事と思っています。
動機が間違っていると全てが間違います。
人によって家が欲しい理由は違うのです。
住宅が欲しい目的、動機がぶれないまでにしっかりと考え、
言語化できるまで深堀を始めるのことは
意外にやっていないプロセスではないかと感じます。
各個人によって住宅購入の動機も違うと思います。
もしかすると家を持つ選択よりも持たない選択の方がよいケースの場合もあり、
その動機をしっかり自分自身が家族も含め納得したうえで、
次のステップに進むのがとても重要だと思いました。
② ライフプランの作成
・購入可能金額はライフプランから逆算する
・ローンを組める金額=買うべき金額ではない
・今の住居費より高くなる場合も低くなる場合もあることを知っておく。
ライフプランで大事なことは、夫婦のキャリアプラン(年収)、
家族構成、子供の数、親からの住宅資金援助の有無を考えて、
予算を決めるということが重要であるということです。
住宅購入時でのライフプランの重要なポイントは、家族構成、子供の数です。
それによって、夫婦の年収が変わる(奥様が働けなくなるなど)、
子供の進学についても夫婦で話合をし考えておくことです。
住宅購入は大きな人生イベントではあります。
しかし、今後の子供の教育資金や老後資金も
人生イベントとして考えておかないといけないためです。
住宅購入前にライフプラン作成をすることで
将来の資金の動きも数字でみれることは購買決定に大きく動機付けとなり、
自分の選択に自信が持てると考えます。
住宅購入は家族の一大事業です。
その計画をしっかりとライフプランにいれて予算や返済計画、
その他のライフイベントの実現など想像してみましょう。
その上で内覧会に参加するとよいでしょう。
住宅購入時の最初のプロセス①と②を踏むことで、
住宅購入という自分の人生の大きな選択を決定していくことは、
自分と家族の人生に大きな影響を与えることにもつながります。
本当に住宅を購入しようかと迷っている方は必須で読まれるとよい本です。
<参考>
ダイヤモンド社 江口亮介著
本当に家を買っても大丈夫かと思ったら読む本
『住宅購入の思考法』