リユース思考

定期的なブームとしてやってくる“古着”ですが、
ここ数年も古着市場が復活しつつあります。
古着を多く扱うセカンドストリートは国内売上が右肩上がりなのはもちろん
2018年には海外展開もしており、海外店舗も好調のようで
徐々に支持を集めています。
これまでの古着ブームは、希少価値の高いヴィンテージが人気を集め
レアな服を所有したいという思考の方が多く、
それが大きな古着ブームへと繋がっていったようですが、
近年のブームはレア物追求型ではないようです。
一点物だから欲しい。年代の古いジーンズだから買いたい。
というわけではなく、広く出回っていた服であっても
わざわざ新品を買う必要がないよね。と考える層が増えており
サスティナブルな観点からあえて古着という選択をする方も
現在の古着ブームの中には含まれるようです。
さらに、物価高の影響もあり今までは新品しか買わなかった方であっても
新品の代用品として古着に注目する人が増えています。
個人間で手軽に売買ができるメルカリのようなツールが定着したこともあり
新品同様に綺麗な状態であっても、新品より断然安く譲ってもらえるという点で
古着に対するハードルが下がり、手が出しやすくなっていることもあります。
逆に、自分があまり着なくなったものを即座に捨ててしまうのは気が引ける。
誰かに着てもらえたらといいな。と考える人も多くなっているため
気軽に出品ができるフリマアプリを活用し、
購入する側だけではなく、提供する側にもなりやすい
という循環が生まれています。
こうした流れを見ると、近年の古着はブームという感じで終わってしまうものではなく
今後は当たり前の考えとして根付いていくような印象も受けます。
アパレル大手のユニクロは新品を販売するだけではなく、
自社の古着も販売している店舗があります。
他のアパレルブランドも新品を大量に作り続けるという思考ではなく
長く大事に着てもらう。ということを念頭に
古着を積極的に取り扱っていく動きが出てきています。
新しいものから選び続けるのではなく、色々な視点から考えた際に
リユースという選択も今後は大事になってくることを感じます。
欲しい人がいれば譲ってあげる。
欲しいときには譲ってもらう。
物々交換はモノを大事に循環させていく中においては大切なことですね。
(Writer AFP 山口泰道)




