AIを正しく使う

プロの市場関係者の間では、すでに2026年の投資テーマについての議論が始まっています。
その中で、今年も昨年に引き続き「AI投資」が最注目テーマとして挙げられる声が多く聞かれます。
私たちの身近なところでも、ChatGPTやGeminiといった生成AIは、
「ちょっと調べる」「考えを整理する」存在として日常に溶け込みつつあります。
欧米では、すでに利用率が7割近いとも言われています。
まさに、「使える人」と「使わない人」で、情報格差が広がり始めている時代ですね。
ただ一方で、便利さの裏側にある注意点も、忘れてはいけません。
例えば、医療情報。
ある調査では、成人の6人に1人が、月に1回は健康に関する情報や助言を求めて
生成AIを利用しているそうです。
気持ちはよく分かります。
不安なとき、誰かに聞きたい。すぐに答えが欲しい。
その心の隙間に、AIはとても優しく入り込んできます。
しかし、医療分野では、まだ正確性への懸念が指摘されており、
加えて、個人情報がどのように扱われるのかというリスクも無視できません。
これは、投資助言についても同じです。
AIは、過去のデータや一般論を整理することは得意と考えますが、
・その人の人生設計
・家族構成
・価値観や不安
・どこで安心したいのか
大切なのことは、
AIに「判断」を委ねるのではなく、「考える材料」として使うこと。
AIは、優秀なツール(道具)です。
でも、ハンドルを握るのは、いつも私たち自身であるべきです。
投資も、健康も、人生も。
安易に鵜呑みにせず、
「これは自分にとって本当に合っているのか?」
そんな一呼吸を忘れずにいたいですね。
便利さに流されず、主体的に使う。
それが、これからの時代の賢いAIリテラシーなのかもしれません。
(Writer CFP 蒲幸恵)




