11月29日・30日の2日間、防災士資格取得のための講義と試験を受けてきました。
きっかけは、2025年2月に受講した「上級救命救急」。
救命の現場に触れたことで、防災にも強く興味がわいたからです。

（当時のコラムはこちら）
https://ifa-lifedesign.jp/ft07

仕事ではBCP（事業継続計画）にも関わっていきたいという思いもあり、
今回「知の探索」として学びの時間を取れたことは、何よりの収穫でした。

■学びの場での出会い
2日間、席が隣だったのは福井市内の経営者さん。
なんと従業員全員で防災士講座に参加されているとのこと。
「すばらしい会社だなぁ」と、こちらまで背筋が伸びる気持ちになりました。

■福井県の防災士への道のり

防災士の講座は、福井県では年に1回の貴重な機会です。
申込後、3か月ほど前にテキストが届き、そこから学習がスタート。
2日間の専門講義を受け、最後に試験に合格してはじめて防災士に認定されます。

講義では医療・防災・地震など各分野の専門家が、
現場のリアルなお話をしてくださいました。
日本の最新の状況や、自分の知らなかったことに触れ、
試験以上に「無知を知る」体験が大きかったです。
久しぶりに、普段使っていない脳がフル回転した気分でした。

災害は“遠い話”ではない

日本では災害を避けて通ることはできません。
特に福井では、能登地震がまだ記憶に新しく、災害のリアルさを強く感じています。

だからこそ、
一人ひとりが防災意識を持つこと
日頃から備えること
身近な人とのつながりを大事にすること
この3つが、何より重要だと実感しました。

ある講師の先生が、こんな言葉をおっしゃっていました。
「防災は“価値ある無駄”です」

災害が起きなければ、準備は“無駄”に見えるかもしれません。
でも、その意識や行動は決して無駄ではなく、むしろ大きな価値につながる。
胸に深く刻まれた言葉です。

■上坂会計グループの取り組み
実は上坂会計グループには、すでに防災士が2名在籍しています。
彼らが中心となり、グループ全体で防災対策が進んでいます。

今後は皆さまにも、私たちの取り組みや防災に関する情報をお届けしていきます。
中小企業の経営者にとって「事業を継続すること」は使命です。
私たちもそのバックアップができるよう、しっかりサポートしてまいります。

■FPとしての視点からも
ライフプランの中にも、防災の準備は欠かせません。
これからはその視点も含めてお伝えしていきますので、
ぜひ参考にしていただければと思います。

（Writer　CFP　蒲幸恵）