ご相談事例

Consultation case

ご相談内容

【終活を始めていきたいが、何から始めればよいか相談したい】

(福井市/70代/無職)

ご相談の前提

相談者は70代後半の高齢女性。
旦那さんは早くに亡くなっており、お子さん2人がいらっしゃいますが、
同居しておらず現在は福井市内で一人暮らしとなっています。
周りに亡くなる方も出始め、大きな病気はしないまでも
体の異変を感じることも増えてきたことで、
ご自身の相続について真剣に考えるようになってきたようです。

お子さん達に迷惑をかけないようにしたいという想いが強く、
相続税については大まかに把握しておきたい。
また、財産の分け方についても揉めることはないと思ってはいるが、
円満に終わらせるようにしておきたい。

個別相談でアドバイスしたこと

ご相談者の配偶者であった旦那様が亡くなった際には相続税が発生したこともあり、
ご相談者の方はいきなり大きな税金を納税しなければならなくなり、
非常に驚いた経験があったようです。
子供たちには同じようなことが起きないようにしたいという要望をお持ちでした。

現時点の財産額を確認させていただき、概算での相続税試算を実施。
いくら程の相続税が発生するのかを把握いただいたことで、納税の不安は多少解消された様子でした。

気がかりだった相続税額が把握できたことで、
将来の生活費や施設に入ることになった際の費用の準備もイメージがし易くなったようです。

以前は相続のことを考えるのは先延ばしにしてしまっていましたが、
今回を機に事前の対策についてもそろそろ開始していこうという気持ちにもなったようです。

暦年贈与の非課税枠についてはご存じだったようですが、
生前贈与加算が7年に変更となる点や、
2024年1月からは相続時精算課税制度について大きな改正があったことも今回の時間で概要をお伝え。

暦年贈与と相続時精算課税の比較については、
贈与したい額やいつ相続が発生するのかによって変化していくため、
一概にどちらが適しているかという判断は難しいですが、
ご相談者の方とシミュレーションを繰り返しながら、
現時点で最適と思う方をご選択いただくことになりました。

お客様の声

夫が亡くなったときの相続税の支払いが大きく、自分が亡くなったときにも子供たちに迷惑がかからないかずっと気がかりでしたが、今回財産診断をしてもらったことで、事前に相続税額のイメージを持つことができてよかったです。
また、日常生活ではなかなか知る機会もなかった改正の情報や私に合った対策についてもアドバイスいただけ、相談してよかったです。

個別相談

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規模の大小にかかわらず、お気軽にご相談ください。