
ご相談事例
ご相談内容
【財産が特定できずに困っています】
(越前町/70代/会社員)
ご相談の前提
息子さんがご病気で突然お亡くなりになられ、ご両親が相談に来られました。
息子さんは、これまで大きなご病気もなく、正社員として長年勤務されていたようですが
亡くなる数日前に急に具合が悪くなり、そのまま逝去されたとのことでした。
同居していたご両親も全く前触れがなかったため、しばらくは受け入れられなかったようですが、
少しずつ落ち着いてきたため、ご相談に来られたとの事でした。
個別相談でアドバイスしたこと
突然のことで、息子さんの財産は息子さんご本人が全てを管理されていたため、
こんな事になるとは想像もしておらず、
ご両親はどこに何があるのかも把握されていなかったようです。
まずは一つひとつ財産を確定させていく必要があることをお伝えし、
通帳はお持ちだったので、そこに記載されている摘要を確認。
クレジットカードの引落しや証券口座の取り引き、生命保険料の支払いなどが把握できたので、
これらの手続きから開始していくと良いことをアドバイスさせていただきました。
また、所有されていた財布の中からカードが複数枚出てきたようなので、
死亡したことをカード会社へ連絡してもらうようにお伝え。
お若い方であると、スマホを使いネットバンクなどで取り引きをされているケースも珍しくありません。
スマホへのログインは幸い出来る状態にあったので、
スマホを確認すると、ネットバンクのアプリの存在が確認できたため、
コールセンターへ問い合わせを行い、手続きが必要になってくることも話しています。
その他、今回のご対応時間の中で、ご両親がお互いに息子さんとの会話から、
そういえばこんな事も言っていたな!といった過去の記憶から
手がかりが出てくることもチラホラありました。
今回のご相談者の方はご同居されていたため、
息子さん自身が管理はされていてもまだ手掛かりは見つけやすい状況ではありました。
県外で一人暮らしをされている方であると、
なかなかここまでたどり着くのに時間を要してしまうケースもあったり
日頃の会話が出来ないため、さらに財産特定が進まないといったことになります。
ついつい後回しになってしまいますが、どこに何があるのかはご高齢の方だけに限ったことではなく、
現役世代であってもしっかりと整理し、一部の方へは事前に伝えておく必要があることを感じます。
お客様の声
自分たちだけでは気持ちが沈んだままで何も進まないので、第三者の方に間に入ってもらうことで、少しずつではありますが前進した気持ちになりました。
