ご相談事例
Consultation case
ご相談内容
【住宅ローンの見直しはするべきですか?】
(鯖江市/50代/会社員)
ご相談の前提
30代半ばで自宅を購入。
奥様と中学生・高校生のお子さん2人の4人家族。
住宅資金は一部頭金を入れ、残りは住宅ローンを組んでいらっしゃいます。
この度、生命保険の満期金が入ったことで
一時的に手持ち資金が増えたため、
住宅ローンの返済へ充てることを考えていらっしゃるとの事でした。
個別相談でアドバイスしたこと
住宅ローンの返済が開始されると、
長期間そのままの返済計画で進んでいく方も多いかと思いますが、
長い返済の間にはお子さんの誕生や教育資金の発生、
親御さんの介護費用などなど当初から想定できたものや、
想定できていなかった事象も発生します。
ご家庭のライフプランがどんどん変化していく中で、住宅ローンであっても見直しは行った方が良いです。
相談者の方は手元にまとまった資金が出来たことで、
繰り上げ返済を視野に入れられたようですが、
今後発生するライフイベントを考慮すると無理に繰り上げ返済をすると
家計の資金繰りが苦しくなる可能性が出てくるため、
現時点では繰り上げ返済を急がずに手元資金として残しておくことをアドバイス。
一度返済に充ててしまうと、後々でその資金を使うことは出来なくなってしまうため、
もし一定期間使う予定がなければ、投資信託などでしばらく運用しておく方法も有効であることもお伝え。
マイナス金利が解除となったことで、これまで変動型が主流となっていましたが、
今後は固定型へと金利タイプの見直しを行っていくことも場合によっては有効になることもあります。
世の中の動きに合わせて住宅ローンも見直し検討は必要ですね。
お客様の声
手元資金が一時的に増えたから住宅ローンの返済に充てようと安易に思っていましたが、先々発生することが決定しているライフイベントや不測の事態が起こる可能性もあるため、今の状態でまとまった資金を返済に充ててしまうことは私の家庭には適していないことを気づかせていただきました。
しばらく使わない資金は運用に回しておくという発想も参考にさせていただきます。
しばらく使わない資金は運用に回しておくという発想も参考にさせていただきます。