
ご相談事例
Consultation case
ご相談内容
【学生バイトの「年収の壁」】
(福井市/50代/経営者)
ご相談の前提
大学生の20歳の息子さんから「親の扶養の範囲が変わったと思うけど、バイト料を増やしたいので、教えてほしい」と電話がありました。
親御さんとしては、アルバイトを頑張りたい気持ちは応援したいけれど、税金や社会保険の「壁」があるため教えてほしいとのご相談です。
個別相談でアドバイスしたこと
学生アルバイトに立ちはだかる3つの壁
壁の種類 基準となる金額(年収ベース)
・所得税の壁 103万円 ➠ 学生特例により150万円まで扶養控除の対象
・住民税の壁 110万円超で課税 学生本人に翌年から住民税がかかる
・社会保険の壁 130万円➠学生特例で150万円まで扶養に入れる
今回のご相談者の息子さんは、20歳の学生さんでしたので、年齢が19歳から23歳未満の方は、
150万円までなら親の特定親族扶養控除が満額使え、健康保険の扶養にも入れます。
※ただし、110万円を超えると住民税が課税され、学生本人に納税義務が出る点は忘れずにと、お伝えしています。
■アルバイト代の使い道も大切に
せっかく稼いだ収入、何に使うかが大切です。
交際費に消えてしまうだけでなく、「将来に向けた投資」に回す学生さんも見受けられるお話をしたところ、
投資教育は大事だという話になりました。
「学生時代のお金との付き合い方」
どのくらい貯める?
どんなことに使う?
将来に向けてどう増やす?
この3つのバランスを、学生のうちから意識できると、社会人になってから大きな力になります。
まずは、収支の把握をすることや全部使うから、一部は貯金や投資に回し、
残ったお金で予算を立てるなど計画的にお金と向き合っていくお話をさせていただきました。
お客様の声
ありがとうございます、年収の壁が理解できてよかったです。これをきっかけに親子でお金の付き合い方を話していくきっかけにしたいですし、大事なことだと感じました。またいろいろ教えてください。
