ご相談事例
ご相談内容
【法人の余裕資金運用】
(福井市/50代/経営者)
ご相談の前提
法人資産の中で余裕資金があり、資産管理や資産運用の考え方を教えてほしい。
まずは現状の法人の資産の内訳をお出しいただき、
銀行別、カテゴリ別に整理を始めました。
多くの金融機関と有価証券のお取引がありましたので、
その関係性の確認もさせていただきました。
現在、お手持ちの有価証券は全般あがってはいるが、
利益を確定し金融機関も絞り込み少し整理をしたいご要望です。
個別相談でアドバイスしたこと
お話しをお聞きしますと、
あまり投機的なことはしたくないことと
為替も円安の状態もあり外貨建てに少し抵抗があるとのことでした。
アメリカの金利下落局面や、ドル高、円安の状況において
目先にとらわれず資産運用は長期的に考えていくこともお話させていただきました。
あくまで、法人での資産運用の目的は安定的な運用です。
安全性、流動性(換金性)、収益性を考えながら、
理想のポートフォリオを検討していくことが重要です。
すべてが揃っている商品はないのですが、
短期、中期、長期の時間軸を考えて資産配分を決め
定期的な確認をしながら進んでいくことをご理解いただきました。
また、中小企業の経営者の場合は、株主が経営者の場合が多く、
法人の株価や退職金、個人の相続税が複雑に絡みます。
その辺りを総合的にみていくこともお話しの中でさせていただきました。
法人のお金について、投資は、本来は事業で行うこと。
余裕資金であっても全体のどのくらいかを決めて
理想のポートフォリオを決めること。
その運用は安全性をベースに考えることなどお伝えし、
債券や投資信託での積立をベースに理想のポートフォリオを検討する方向性で
個別相談ではお話ししました。
時間軸3年(短期)、7年(中期)、10年以上(長期)で
法人のイベントなどとも合わせて検討することに合意をいただき、実行支援していくことになりました。
お客様の声
短い期間で投機的な要素もあったように考えます。事業に集中するためにも金融機関を絞り、安定的な運用を目指したいと今回思いました。同時に個人の相続も考える年齢になったかと寂しい思いもありますが、大事なことですので、引き続きご指導お願いします。