ご相談事例

Consultation case



ご相談内容

【もっと早く相談すればよかった】

(福井市/50代女性/自営)

ご相談の前提

最近50代の女性から、よくこう言われます。
「もっと早く相談しておけばよかったです……」と。

でも、私はいつもこうお答えしています。
「人生で一番若いのは、いつですか? そう、“今”なんですよ。」

お金の準備は、思い立ったその瞬間こそが最良のスタート地点。
”昨日の自分”より、“今日の自分”の方が経験値も判断力もあるので
むしろベストタイミングなんです。

そして50代は、「生きるリスク」への対策だけでなく、
ゆくゆくは 「亡くなるリスク=終活」 も視野に入れ始める時期でもあります。
・・・と聞くと少し重く感じますが、心の準備ができると、人生はとても軽くなります。

個別相談でアドバイスしたこと

■ 個別相談で、50代からお金を貯める3つの目的について話すこと

多くの方が共通して考え始めるのは、この3つです。

① 自分の老後の生活資金

70代・80代の生活費は、総務省の家計調査を見ると
夫婦で月26〜27万円、単身で月13〜15万円が平均。
これに「趣味」「旅行」「ゆとり費」を足すと、もっと必要になります。

長生き100年時代だからこそ、
長く安心して使えるお金 をどうつくるかがポイントです。

② 家の修繕資金や家財買い替え資金

屋根・外壁・給湯器・エアコン・冷蔵庫…
「壊れる時はなぜか同じ年にまとめて来る」現象、ありますよね(笑)

持ち家の場合、
10〜15年ごとに100〜200万円規模の修繕が発生することも。
それに加えて家財も寿命が来ます。
突然の出費に慌てないためにも、計画的な備えは大切です。

③ もしものときの介護資金

介護は「お金の準備=心の余裕」。
80歳以上では、
約4人に1人が日常生活に何らかの介護が必要というデータもあります。

介護の内容によって費用は大きく変わりますが、
ご自宅での介護や施設利用を組み合わせると、
年間30〜100万円以上になることも。

「備えてよかった」と後で必ず感じる部分です。

■ 必要額は「その人の暮らし」から生まれる

必要な資金は十人十色。
生活スタイル、家族構成、健康状態、価値観、やりたいこと…
同じ50代でも、全く違う皆さん自身の“正解”があります。

だからこそ、まずは一緒に「人生の棚卸し」から始め、
具体的な数字をみて今後どうするかを決めていきましょう。

月々どんな暮らしをしたいか
持ち家か、賃貸か
ご家族の状況
身体の状態
今後の夢ややりたいこと

こういったことを丁寧に整理していくと、
お客様の未来にちょうど良い“安心の数字”が見えてきます。

自分にとって本当に必要なこと、
安心できる数字は違うものだと感じています。

■ 「災害への備え」も増えてきています

最近は地震・豪雨・停電などが身近になり、
災害時の当面の生活資金(10〜30万円程度)を確保する方が増えています。

非常食や備蓄品だけでなく、
「数日〜1週間くらい生活できる預貯金」も立派な防災です。

■ 最後に株価上昇で、ご相談が増えています

今年は株式市場が好調で、
アメリカ株・日本株ともに高値圏。
「利益が出ているうちにどうしたら?」
というご相談が多くなっています。

利益をどう活かすか
バランスを整えるタイミング
老後に向けたリスク調整

資産運用を“攻め”から“守り”へバランス移行する分岐点が今です。
ここを押さえるだけで、将来の安心度が大きく変わりますね。

お客様の声

「もっと早く相談すればよかった」と思いましたが、今が一番若いときいて、元気がでました!
自分ではあと20年。もっといえば30年は生きていくつもりでいるので、まだ時間ありますよね。具体的に進めていきたいです。

個別相談

お金にまつわる様々な悩みや現在の状態や目的等をお聞きし、将来を見据えた上での解決策や解決の見通しをつけていただけます。
規模の大小にかかわらず、お気軽にご相談ください。