ご相談事例

Consultation case

ご相談内容

【突如、固定資産税支払いの通知が届きました】

(敦賀市/50代/会社員)

ご相談の前提

ご自身が住んでいらっしゃる地域ではない市役所から
突如、固定資産税の支払い通知が届いたようです。

市役所へ確認してみると、これまで固定資産税を支払っていた方が亡くなってしまい、
その方には配偶者やお子さんがいらっしゃらず、
相続人に該当する方へ通知を送った経緯のようでした。

ご相談者のお父様と亡くなった方は兄弟とのことでしたが、
相談者のお父様も随分前に亡くなってしまっており
遠方に住んでいたこともあり、長年交流もない状態のようでした。
亡くなったことも今回の通知で知ったようです。

市役所から通知が送られてきた場合、今後固定資産税の支払いを
自分達がしていかなければいけないのでしょうか?というご相談内容でした。

個別相談でアドバイスしたこと

突然、固定資産税の支払い通知が届くと驚く方も多くいらっしゃいますが、
今回のご相談者のように、相続が発生したタイミングで、別の方に通知が届くケースが多いです。

今回、亡くなった方はご結婚されておらずご両親も既に死亡されているため兄弟が相続人に該当します。
相談者のお父様も亡くなっているため、そのお子さんが代襲相続人となり、
今回市役所から通知が届いた経緯となります。

今後の固定資産税の支払いについてですが、
一切の財産を引き継ぐ意志がないのであれば相続放棄をすることで、
固定資産税の支払い義務はなくなります。

相続放棄の場合、相続が発生したことを知った日から3ヵ月以内という期限があります。
これは亡くなった日から3ヵ月ではなく、“知ったとき”から3ヵ月であるため
ご相談者の場合、長年疎遠となっており市役所からの通知で亡くなったことを知ったため、
通知が届いた日から3ヵ月以内に相続放棄の手続きを行うことになります。

裁判所にて相続放棄の手続きが完了すると受理通知書が届くので、
このコピーを市役所に提示することで、市役所はさらに別の方へ固定資産税の
支払い通知を郵送する流れとなっていきます。

ご相談者の方は相続放棄も視野に入れて動いていくようにします。
とのことでした。

お客様の声

市役所からの通知が届いて、早めのタイミングで相談に来たことで3ヵ月という期限が経過する前に相続放棄のことを知れてよかったです。
相続放棄のための必要書類もいくつかあり、集めるのにも時間がかかりそうなので、早速家族と相談し、今後どうするかを決めていきたいと思います。

個別相談

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