ご相談事例

Consultation case

ご相談内容

【金利が上がってきているので定期預金もアリですか?】

(あわら市/40代/会社員)

ご相談の前提

銀行金利が上昇していることもあり、これまで普通預金に入れておくだけだった資金を定期預金に回しておこうかと考えています。

以前より預入金利が高くなったため、魅力的かなと思っています。

個別相談でアドバイスしたこと

ご相談者の方は、これまで資産運用するということは全くされておらず、
普通預金にただ貯めていくだけという状態が長かったようです。

昨今の物価高や老後のことも考える時期になったことも重なり、
普通預金だけをただ続けていてもよいのかと思うようになったようです。

ちょうど銀行窓口に行った際に、定期預金の利率が上がったタイミングだったこともあり
これまでは全然興味もなかった定期預金というものが目に留まり
一部、普通預金から移動しても良いかなと考え出したようでした。

定期預金は1980年頃には年7%の時代がありました。
この時代であれば、銀行にまとまったお金を置いてさえおけば自動的にお金が増えていく。そんな時代でした。
しかし、その後金利はどんどん下がっていき、一部の預金においてはマイナス金利政策が実行されるまでになりました。

2022年頃の定期預金の金利は0.004%程となっており、100万を預けていたとしても40円の利息。
これだけ低い金利であると、ご相談者のように普通預金でも定期預金でも特に差を感じることもなく、
いつでも自由に引き出せる普通預金でよいか。と考えてしまうものです。

2024年3月に日銀がマイナス金利の解除をしたことで、“金利のある世界へ”という言葉も広まり、
昔のように預金しておけばお金が増えていくかも!!という期待感が強くなるかと思いますが、
直近の定期預金の金利は0.2%程となっています。

0.004%の時と比較すれば確かに50倍というインパクトの強い数字にはなりますが、
100万を預けて2,000円の利息です。

ご相談者は老後資金の不安も感じ始めているということに立ち返ると、
定期預金をしたとしても不安解消には繋がらない可能性が高いことをお伝え。
預金という枠だけで考えるのではなく、別の資産運用も視野に入れ
ご自身に合った方法を選択していくことが今後は必要であることをお伝えしています。

iDeCoやNISAといった制度も日本には整っており、これらを上手く活用し、
時間をかけてゆっくりとお金を増やす仕組みの構築が大切であることをアドバイスさせていただきました。

お客様の声

定期預金の金利が上がったということにだけ着目していましたが、さほど金利がつくわけではないことを冷静になり感じることが出来ました。
預金だけに拘るのではなく、自分にあった運用方法を自ら選択していかなければならない時代であることを改めて知るきっかけになりました。

個別相談

お金にまつわる様々な悩みや現在の状態や目的等をお聞きし、将来を見据えた上での解決策や解決の見通しをつけていただけます。
規模の大小にかかわらず、お気軽にご相談ください。