ご相談事例
ご相談内容
【子供にもお金について関心を持って欲しい】
(福井市/50代/会社員)
ご相談の前提
高校を卒業し、大学生となった息子さんをもつ50代ご夫婦から相談がありました。
自分たちの世代は親からお金のことについて何も言われた経験はなかったが、
社会人になると自分自身で毎月の生活費や将来に備えての準備などをしなければならない。
突然、自分たちでどうにかしろ。と言われるのは、子供側からすると少し戸惑うこともあったため、
少しずつお金に興味をもってもらう必要があると感じている。とのご相談でした。
個別相談でアドバイスしたこと
令和4年から日本では小中高で金融教育が組み入れられることとなり、
子供のうちからお金に関する知識に触れる場面が学校という身近な場所でも可能となりました。
この金融教育の内容は非常に幅広くなっており、お金の使い方や貯蓄だけではなく、
ライフプランニングや資産形成、事故・災害・病気への備え(保険)に加え、
クレジットローンや金融トラブルなども対象に含まれています。
成人年齢の引き下げに伴い、高校生であっても保護者の同意なしで契約を結ぶこともできてしまうため、
幅広い金融知識を正しく習得していくことは今後必須となってきます。
しかし、これらがしっかりと根付いてくるまでには10年程の時間も必要だと言われています。
今回の相談者のお子さんは既に大学生でもあり、この教育は受けていない世代でもあります。
お金に関する情報は世の中に溢れていますが、
まず関心がなければそれらの情報は一切入ってきません。
ご相談者のご夫婦は30代から投資を始められたことで、
お金についての興味が年々増えてきたとのことでした。
投資を始めた当初は、身近な存在に投資をやっている人もおらず、
お金を運用するということがピンとこずに半信半疑の中、開始されたようです。
しかし年を追うごとに、自分のお金が増えていく局面や逆に減ってしまう時期も実際に体験したことで、
何故そのような値動きになってしまうのかに興味が出始め、
日本だけでなく世界の動きについてもこれまでより格段に関心が強くなったとのことでした。
ご両親のこのような貴重な経験はお子さんにも是非体験いただいた方が良い点や、
お金に働いてもらうという仕組みを若いうちに理解しておくことの重要性を、
お子さんも交えてお話する時間を持たせていただくことを提案。
学校の金融教育では、ベースとなる考え方を学ぶことで知識を増やしていくことはできますが、
自分で体験しなければ他人事になってしまいます。
今回のご相談者のように半信半疑であっても開始してみることでわかってくることもあるので、
まずはやってみるという第一歩が重要であることをお伝えしています。
短期間で大きなリターンを求めず、時間をかけて少しずつ投資の経験を積み重ねていくことやNISA制度という特典を活用するメリットなどもお話しし、実際に積立投資を体感してもらうこととなりました。
お客様の声
また、大学生という立場であるためまだ投資は早いかなとも思っていましたが、時間を活用するためにも早めにできることは早めにアクションを起こすことも大切であることも感じました。
お金の話は頭のどこかでしてはいけないものという考えがありましたが、家族でお金についてオープンに会話をすることで子供たちにとっても、プラスになっていくのだろうという考えに変わりました。