コラム

Column

「iDecoとNISAはどちらが得なのか?」

iDecoとNISAはどちらが得なのか?
メリット・デメリットはあるとして何で判断すればよいですか?
このようなご質問がありました。

前提として、老後資金の準備で運用を投信選択し、長期でやれる若い方だとiDecoの方が得です。

限度額まではiDecoをまずは利用し、NISAを使う順番です。

■iDeco加入は、
入口、運用期間中、出口でメリットがあります。

入口では、掛け金(限度額あり)が所得控除があります。

運用期間中では、分配金などは非課税、手数料のコストが投資信託(NISA)で購入するより安い。
スイッチングは無料で利益は非課税です。

出口(もらう段階)退職金控除もしくは公的年金控除の対象にもなります。

デメリットは、60歳まで引き出しができないことと、
途中で掛け金をゼロにすることはできないことです。

注意点としては、
金融機関によって管理手数料も違うので、金融機関選びも間違えない方がよいです。

■NISAは少額非課税制度なので投資をやる際に選択する制度となります。

現状は積立NISA(年間40万円で20年間)と
一般NISA(年間120万円で5年間)の投資額までが
非課税となります。

どちらか一方しか選択できず、切替は1年に1回可能です。

NISAのデメリットは、1金融機関でしか設定ができないことです。(いろいろな証券会社で使えない)
また、iDecoと比較すると掛け金は所得控除にはなりません。

メリットは、いつでも引き出しはできるため流動性が必要になる場合は良いと思いますし、
株式など利益がでると想定する場合にはNISAを使う判断となります。

■判断基準としては、
目的によって使いわけます。
また、流動性の部分を考慮しながら決めていくことになります。

目的が老後資金であれば積み立てられる金額をみてiDecoを先にやり、
NISA枠を使い投資信託で長期投資をやっていく。

私ならこの順番でやりますが、皆さんはいかがでしょうか?

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